保護者の扶養義務について設定する

扶養義務の設定というのは、心神喪失などの状態になった者が重大な他害行為を行った場合に、扶養義務者の中から保護者を選任することをいいます。医療、及び観察などに関する法律で判断をされた者において、後見人や配偶者、親権者、ほさ人がいない場合に行われます。扶養義務の設定で選ばれた保護者は、医療観察法に基づく手続きを行い、審判の期日に出席をしたり、意見を陳述したりします。木03また、退院許可の申立てなども行います。扶養義務者が対象者に存在しない場合は、家庭裁判所は、直系の血族や兄弟、姉妹以外の叔父、叔母、おい、めいなど、三等親内の親族を扶養義務者に指定し、保護者に選任することができる仕組みとなっているのです。直系の血族や、兄弟、姉妹が存在しない場合には、審判が指定した扶養義務者が保護者となるため、保護者選任の申立ては必要なくなります。申立てを行う場合には、扶養義務者となる者の住所地にある裁判所に行き、手続きを行います。必要な書類は申立書、対象者の戸籍謄本、保護者候補者の戸籍謄本となり、戸籍謄本は、全部事項証明書が必要となります。その他、収入印紙代と、連絡用の郵便切手が必要となります。同じ書類であれば、一通あれば良いとされています。